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南極観測船「宗谷」から飛行機やセスナが離陸する方法

倉持岳志(木村拓哉)が出演するTBSのドラマ「南極大陸」第6話と実話「南極物語」の比較と感想シリーズ『南極観測船「宗谷」の飛行機の離着陸のネタバレ』です。


実話「南極物語」のあらすじとネタバレについては『実話「南極物語」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。

飛行機は南極観測船「宗谷」の前甲板にあり、前甲板にあるマストには「デリック」(クレーンの一種)が付いていた。

このデリック(クレーン)の一種で海上や氷上に下し、飛行機は水上や氷上から飛びだつ。収容時は、デリックで飛行機釣り上げて、宗谷に収容する。

水上から離陸した飛行機は、水上にしか着陸できず、氷上から離陸した飛行機は氷上にしか着陸できない。これは、機体下の車輪の部分を水上用フロートや雪上用スキーに取り替えるためである。

セスナ機やビーバー機が氷上から離着陸する時は、滑走路に使えそうな定着氷を探し、定着氷の氷を整備して滑走路に使用する。

滑走路の長さは滑走距離によって違うが、ビーバー機「昭和号」の時は、500メートル程の滑走路を造っていた。

ドラマ「南極大陸」では、第2次南極観測船「宗谷」に搭載している飛行機を「セスナ」と言っていっていたのだが、厳密に言えばセスナはアメリカのセスナ社の飛行機であり、実話では第2次南極観測船「宗谷」にセスナ機は載っていない。

実話「南極物語」では搭載機と雪上車は次のようになっている。

■第1時南極観測船「宗谷」
セスナ機「さち風号」(セスナ180型)1機
ヘリコプター(ベル47G型)2機
雪上車4台

■第2次南極観測船「宗谷」
水上飛行機「昭和号」(DHC-2型ビーバー機)1機
ヘリコプター(ベル47G2型)2機
雪上車7台

■第3次南極観測船「宗谷」
水上飛行機「昭和号」(DHC-2型ビーバー機)1機
ヘリコプター(ベル47G2型)2機
軍用ヘリコプター(シコルスキーS58型)2機

ドラマ「南極大陸」の第6話では飛行機を「セスナ」と言っていたが、機体に「昭和」と書いていたので、昭和号なのだろう。確認は出来なかったが、ドラマの昭和号はセスナ機のように見えた。

さて、ドラマ「南極大陸」では少し分かり難いが、実話では南極観測船「宗谷」の接岸距離は次のようになっている。

■接岸地点と昭和基地との距離(実話の場合)
第1次…20km
第2次前…110km(バートンアイランド号の接岸地点)
第2次後…95km(外洋から輸送を試みる地点)
第3次…140km

南極観測船「宗谷」が閉じ込められた南極のリュツォ・ホルム湾は、西風が吹けばアイスパックが締まり、東風が吹けばアイスパックが緩むという環境になっている。

氷に囲まれて身動きが取れなくなった宗谷はクック岬よりも西に流されたのだが、その辺りで氷が緩み始めて、自力脱出を試みた。

その後、バートンアイランド号と会合し、昭和基地を目指して進み、接岸となる。

それで、ドラマ「南極大陸」の第6話の接岸地点は、実話で言えば上で紹介した「第2次前…110km地点」になる。

ドラマの中では省略されていたが、実話では第1次越冬隊を収容するさい、往路は物資を運び、復路で第1次越冬隊を乗せてくるので、約2トンの物資を昭和基地に運んでいた。

一時は第2次越冬隊3名を昭和基地に送っているのだが、バートンアイランド号が離岸を通達してきたので、昭和基地に送り込んだ第2次越冬隊3名を回収した。

一方、雪上車で宗谷から昭和基地への片道輸送も計画していた。雪上車で荷物を運び、昭和基地に雪上車を乗り捨ててくるという計画を進めていたが、こちらもバートンアイランド号からの離岸通達により、中止となった。

第2次越冬隊の規模を縮小していたので、あと2日も晴れれば、第2次越冬隊は成立するところだったのだが、バートンアイランド号が離岸するので、タイムアウトとなった。

実話では、第2次南極観測隊はバートンアイランド号とともに外洋に脱出したあと、上の接岸地手で説明した「第2次後…95km」の場所まで戻ってきて、輸送のチャンスを待つことになる。

実話では、結局、第2次越冬隊を送り込むことに失敗し、樺太犬タロ・ジロ・クマなど15頭を置き去りにすることになる。犯人というか黒幕はほぼ分かっているのだが、時間が無いので今回は省略する。

「真夜中のニワトリ」と呼ばれた第1次越冬隊の隊長・西堀栄三郎が指揮を執っていれば、第2次越冬隊は成立していた可能性は大きいだろう。

ドラマ「南極大陸」の原作や主題歌は『「南極大陸」の主題歌と原作』をご覧ください。樺太犬タロ・ジロ置き去り問題については樺太犬タロ・ジロ・リキを昭和基地に置き去りにした経緯をご覧ください。

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