スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


原作小説「鍵のかかった部屋」のあらすじとネタバレ

嵐の大野智が主演するドラマ「鍵のかかった部屋」の原作となる、貴志祐介の原作小説「鍵のかかった部屋」のあらすじとネタバレを含んだ読書感想文です。


このページには貴志祐介の原作小説「鍵のかかった部屋」のあらすじやネタバレが含まれているので、あらすじや犯人のネタバレを知りたくない人は、閲覧にご注意ください。

■第1話「鍵のかかった部屋-佇む男」のあらすじ
葬儀会社「新日本葬礼社」の専務・池端誠一らが、山荘で社長・大石満春男の死体を発見する。山荘の玄関ドアに鍵かがけられており、部屋のドアにも鍵がかけられていた。

部屋のドアの前には葬式で使う幕が張られており、部屋のドアの前には社長の大石満春男が体育座りをして死んでいた。さらに、社長の前にはテーブルがあり、テーブルの上には遺書が置いてあった。

部屋のドアは押して開くタイプで、社長・大石満春男の死体があるため、ドアが開かない。部屋は完全な密室だったことから、社長・大石満春男の死は自殺として処理されようとしていた。

■第1話「鍵のかかった部屋-佇む男」の感想とネタバレ
「鍵のかかった部屋-佇む男」は、依頼を受けた女性弁護士の青砥純子(あおと・じゅんこ)が、防犯コンサルタントの榎本径に密室の調査を依頼し、密室トリックの解明が始まる。

社長の大石満春男を殺害して密室を作った犯人は、葬儀会社「新日本葬礼社」の専務・池端誠一だった。

部屋の密室トリックは、死後硬直で棒状になった社長・大石満春男をドアに立てかけ、死後硬直が解けるのを利用して、ドアとテーブルの間に社長を座らせていた、というものであった。

死後硬直を利用するトリックは直ぐに見抜けたが、池端誠一は死後硬直の緩解まで計算していたところには驚いた。さすが犯人の池端誠一は、葬儀会社「新日本葬礼社」の専務だけのことはある。

ただ、この密室トリックで気になったのは、死体にできる死斑(しはん)である。犯人の池端誠一は死体を「寝る」「立たせる」「座らせる」という3つの姿勢をとらせている。

死斑は重力で血液が下がってできるため、3つの姿勢をとった大石満春男の死体には、座ったまま死んだ死体には出来ない、不自然な死斑ができるのではないだろうか、という疑問が残る。

山荘は完全な密室になっており、社長・大石満春男の遺書も見つかっていた。警察は事務的に自殺として処理したため、死斑には気づかなかったのだろうか。

■第2話「鍵のかかった部屋」のあらすじ
「サムターンの魔術師」という異名を持つ会田愛一郎(あいだ・あいいちろう)が、義兄・高沢芳男の自宅を訪れた日、引きこもりがちになっていた甥・高沢大樹(たかざわ・ひろき)が自室で死んだ。死因は一酸化炭素中毒だった。

自室には補助錠がかかっており、ドアには内側からテープで目張りされていた。高沢芳男がドリルでドアに穴を開け、会田愛一郎がサムターンを使って施錠を外して、室内へ入る。部屋は完全な密室で、高沢大樹の死は自殺として処理された。

会田愛一郎から依頼を受けた女性弁護士の青砥純子(あおと・じゅんこ)が、防犯コンサルタントの榎本径に密室の調査を依頼し、榎本径が密室トリックの解明に挑む。

■第2話「鍵のかかった部屋」のネタバレ感想文
犯人は義兄の高沢芳男だった。高沢芳男は理科の教師で、科学に関する知識に長けており、科学の知識を使って密室を作り上げていた。

犯人は高沢芳男は、静電気を利用してドアの外からテープを貼り付け、ドアに目張りしていた。

ドアに取り付けた補助鍵は施錠されていなかった。犯人の高沢芳男は、補助錠のつまみ部分に紙を巻き付けて髪を垂らしており、ドリルでドアに穴あを開けたとき、ドリルに紙を巻き付けることでつまみを回転させて、鍵をかけ、密室を作り出していた。

さらに、「ボイル・シャルルの法則」も利用していた。気体は暖かくなると体積が膨張する性質がある。この膨張した気体がドアを押していた。

ドアの補助錠は施錠されていなかったが、密室にした部屋の温度をエアコンであげ、膨張した気体の圧力(気圧)を利用して、あたかもドアに鍵がかかっているようにように装った点には驚いた。

第2編「鍵のかかった部屋」は、本のタイトルにもなっており、収録している4話の中で一番面白かった。

しかし、犯人の動機が弱い気がする。話の結末で、室内で死んでいた高沢大樹が、死んだ母親から大金を相続していたことが分かったときには落胆してしまった。

短編小説なので仕方が無いかもしれないが、密室トリックが面白かっただけに、犯人の動機の弱さが残念だった。

鍵のかかった部屋のあらすじとネタバレ感想文の後編」へ続く。

コメント

スポンサーサイト原作小説「鍵のかかった部屋」のあらすじとネタバレへのコメント

規定数に達したのでコメントの受付は停止しました。こちらは、コメント欄です。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。