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アンドーヴァー論争と教会合同運動

NHK大河ドラマ「八重の桜」のモデルとなる新島八重の生涯をあらすじとネタバレで紹介する「実話-新島八重の桜」の京都編「アンドーヴァー論争と教会合同運動」です。


このページは「山本覚馬の妻・山本時栄(小田時栄)の不倫事件のあらすじとネタバレ」からの続きです。

実話「新島八重の桜」の目次は『実話「新島八重の桜」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。

■アンドーヴァー論争と新島襄
山本覚馬が妻の山本時栄(小田時栄)と離婚した1886年(明治19年)に、アメリカでは「アンドーヴァー論争」が勃発した。

アンドーヴァー論争とは、新島襄が卒業したアメリカの神学校「アンドーヴァー神学校」で、1886年(明治19年)に勃起した神学論争である。

1886年(明治19年)、アンドーヴァー神学校の教授が「福音を受けずに死んだ者は、死後に悔い改めることが出来るか」という疑問を投げかけた。

(注釈:簡単に言うと、「仏教徒が死後にキリスト教に入信できるか」という問題。)

この問題に対して、アンドーヴァー神学校は「新神学派(支持派)」と「保守派」に別れて大論争となった。

さらに、同系列の宗教団体「アメリカン・ボード」にもアンドーヴァー論争問題が飛び火し、アメリカン・ボードが新神学派の生徒を宣教師への任命を拒否する事態に発展した。

この宣教師任命拒否を巡って、アンドーヴァー神学校で理事をいているA・ハーディーは、アメリカン・ボードの理事を辞任した。

アンドーヴァー論争を切っ掛けに、アンドーヴァー神学校系の人間は、アメリカン・ボードから排除され、勢力を失っていく。

さらに、アンドーヴァー論争について見解の自由を求めたいた教授5人が提訴される事態に発展。一連の騒動は泥沼化したが、提訴された5人は1893年(明治26年)に無罪を勝ち取り、アンドーヴァー論争は終結した。

なお、同志社大学(明治専門学校)の設立に動いていた新島襄は、アンドーヴァー神学校の卒業生だったが、アメリカで起こったアンドーヴァー神学校には明確な意見を示さず、アメリカン・ボードからの金銭的支援が打ち切られることを心配していた。

■教会合同運動と新島襄
アメリカがアンドーヴァー論争で揺れていたころ、日本では1886年(明治19年)3月に「教会合同運動」が起こった。

教会合同運動とは、プロテスタント会衆派とプロテスタント長老派とを合併させる運動である。

新島襄らの組合教会はプロテスタント会衆派で、民主主義的な組織であった。

一方、横浜の一致教会はプロテスタント長老派で、長老が方針を決定する長老制(貴族政治)であった。

教会合同運動について、会衆派は熊本バンドの小崎弘道が合併を主導し、長老派は横浜バンドの植村正久が合併を主導した。

会衆派の熊本バンドは大半が合併に賛成だったが、新島襄は「合併すれば長老派に飲み込まれ、民主制から長老制になる」として合併には反対であった。

新島襄が所属するアメリカンボードは会衆派だったため、教会合同運動の結果、長老派が主導権を握れば、アメリカン・ボードが同志社に対して支援を打ち切る可能性があった。

このため、新島襄は常にアメリカン・ボードらかの支援打ち切りを心配しており、アンドーヴァー論争でも、教会合同運動でも寄付のことを考えて慎重に行動していた。

なお、教会合同運動は紆余曲折を経て、新島襄が死ぬ1890年(明治23年)に失敗に終わった。

■同志社病院と仙台東華学校
新島襄は教会合同運動の行方を見守る一方で、同志社分校や京都看護学校や同志社病院の設立に向けて動いていた。看護学校や病院の設立は、医大(医学部)への足がかりである。

1886年(明治19年)5月29日、地方教育を掲げる新島襄は、宮城県仙台市を訪れ、同志社英学校の分校の開設について宮崎県令(知事)と協議する。

一方、新島襄は京都看護学校の建設も計画しており、アメリカの看護婦学校の校長リンダ・リチャーズを日本に招いていた。

新島襄は同志社英学校の分校の設立と平行して、宣教師ベリーやリンダ・リチャーズ校長の協力により、京都看病婦学校と同志社病院の建設を進めた。

1886年(明治19年)9月、宣教師ベリーは同志社病院建設に平行して宣教師デイビス邸で病院を開く。

1886年(明治19年)10月21日、宮城県仙台市に同志社分校となる宮城英学校を開校する。宮城英学校は翌年、仙台東華学校となる。

1887年(明治20年)1月、新島襄の父・新島民治が死去する。享年80歳であった。

実話「新島八重の桜」の京都編「A・ハーディーの死因-大島正満と日向ユキと雑賀浅のあらすじとネタバレ」へ続く。

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