スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


垣谷美雨の原作小説「夫の彼女」のネタバレ読書感想文

TBSのドラマ「夫のカノジョ」の原作となる垣谷美雨の小説「夫の彼女」のネタバレを含んだ夏休みのドラマ原作読書感想文の感想編です。


垣谷美雨の小説「夫の彼女」のあらすじとネタバレは『原作小説「夫の彼女」のあらすじと結末ネタバレ』をご覧ください。

なお、このページには垣谷美雨の小説「夫の彼女」のあらすじとネタバレや結末が含まれています。あらすじやネタバレや結末を知りたくない人は閲覧にご注意ください。

■夫の彼女-夏休み読書感想文
TBSのドラマ「夫のカノジョ」の原作となる垣谷美雨の小説「夫の彼女」を読んだ。小説「夫の彼女」は、妻と不倫相手(夫の彼女)の精神が入れ替わるというフィクション小説だ。

今年(2013年)の5月にアイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバー・矢口真里が、不倫騒動を起して離婚した。相当な修羅場だったらしく、矢口真里が不倫騒動から「ヤグる」という流行語も誕生した。

垣谷美雨の原作小説「夫の彼女」は、正妻と不倫相手が入れ替わる話なので、矢口真里以上の修羅場を想像して読み始めたが、読んでみると、全然、想像したストリートは違った。

結末のネタバレになるが、修羅場どころか、夫・小松原麦太郎は不倫すらしていないのだ。不倫は全て妻・小松原菱子の被害妄想だったのである。

注目していた入れ替わり方は、謎の老婆が登場して呪文を唱えることによって正妻・小松原菱子と愛人・山岸星見は入れ替わるというものだった。

古今東西に入れ替わり小説は沢山有り、小説「夫の彼女」ではどのようにして精神が入れ替わるか、を楽しみにしていたが、アッサリしすぎて拍子抜けした。

ただ、そこから、気を取り直して読んでみると、面白かった。正妻・小松原菱子と不倫相手・山岸星見の精神が入れ替わることにより、最後にはお互いが成長し、お互いの問題点も解決した。

全ての問題が都合良く解決するので、リアリティーは感じなかったが、スラスラと読めてライトノベル感覚で楽しめた。突っ込みどころの多いストーリーだが、結末がハッピーエンドなので読後感も良かった。

さて、小松原菱子に不倫の容疑をかけられた派遣社員・山岸星見は、悲惨な幼少期を送っていた。

山岸星見は3歳の時に父親を亡くした。母親・山岸史子は父親の実家での同居を断り、女手一つで山岸星見を育てていたが、幼い山岸星見を残して男とホテルに行くような生活を送っていた。

そして、山岸星見が中学生のとき、母親・山岸史子は男を作って出て行き、山岸星見は机に置かれた15万円で半年間を過ごすという生活を送った。

そのとき、山岸星見は、同級生の遼太が盗んできたカップラーメンやパンで飢えをしのいでいた。

遼太は「お安いもんだよ。あんパン1個でやらせてもらえるなんて」と言っているので、山岸星見は盗んできてくれたあんパンの見返りとして、遼太に体を提供していたようである。

山岸星見が「安い女と呼ばれていた」というのは、中学時代にアンパンのために体を売っていた過去が原因のようだ。

さて、入れ替わりから戻った後、山岸星見は母親と共に、3歳の時に死んだ父親の実家を訪れる。実家には祖母が健在で、父親の部屋は父親が生きたときのままになっていた。父親の部屋に入った母親は、部屋に賭けてあった父親のセーターに顔を埋めて泣き崩れる。

母親は何故、泣いたのだろうか。母親が父親のことを思っていたのであれば、幼い山岸星見を残して男とホテルへ行ったり、15万円だけを残して中学生の山岸星見に苦労をさせてたりしないで欲しかった。たとえ、母親が生きるために仕方なく男を頼ったのだとしてもだ。

母親は、娘・山岸星見が中学生のとき、生きるために、あんパン1個のために、同級生に体を売って生きながらえた事を知っているのだろうか。

作者の垣谷美雨は、どうして、小説「夫の彼女」に山岸星見の様な過去を持つ女性を登場させたのだろうか。そして、なぜ、山岸星見と小松原菱子の精神を入れ替えたのだろうか。

小説において作者は神様に値するので、山岸星見と小松原菱子を入れ替えることによって、何か大きな意味があるのだと思う。

私にはその意味が読み取れなかったが、小松原菱子も山岸星見も成長できてハッピーエンドの結末を迎えることが出来たので良かったと思う。

さて、垣谷美雨の小説「夫の彼女」はサクサクと読めて面白かったが、夫・小松原麦太郎が山岸星見に腕時計をプレゼントした理由が分からなかった。

山岸星見のブログ記事から推測すると、山岸星見がしている安物の腕時計は、夫・小松原麦太郎が山岸星見の20歳の誕生日にプレゼントしたものである。

夫・小松原麦太郎は、どうして山岸星見に腕時計をプレゼントしたのだろうか。本当に不倫はなかったのだろうか。謎である。

コメント

スポンサーサイト垣谷美雨の原作小説「夫の彼女」のネタバレ読書感想文へのコメント

規定数に達したのでコメントの受付は停止しました。こちらは、コメント欄です。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。