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原作「螺鈿迷宮(らでんめいきゅう)」のネタバレ感想文

ドラマ「チーム・バチスタ4-螺鈿迷宮(らでんめいきゅう)」の原作となる海堂尊の小説「螺鈿迷宮」のあらすじと犯人と結末のネタバレを含んだネタバレ読書感想文の感想編です。


このページは「螺鈿迷宮のあらすじとネタバレ」からの続きです。

このページには原作小説「螺鈿迷宮」のあらすじとネタバレが含まれています。小説「螺鈿迷宮」のあらすじや犯人や黒幕や結末のネタバレを知りたくない人は、ネタバレ感想文の閲覧にご注意ください。

■小説「螺鈿迷宮」の感想
海堂尊の小説バチスタシリーズは、田口公平が主人公の本編を何作か読んでるのだが、原作小説「螺鈿迷宮」は主人公が天馬大吉という外伝的な位置づけなので、スルーしていた小説だ。

しかし、海堂尊の原作小説「螺鈿迷宮」がドラマ「チーム・バチスタ4・螺鈿迷宮」としてドラマ化されることになったため、この機会に原作小説「螺鈿迷宮」を読むことにした。

さて、原作小説「螺鈿迷宮」はチーム・バチスタ・シリーズの中でも、苦手なタイプの小説だった。前半部分で犯人は桜宮巖雄だと察しがつき、問題は碧翠院桜宮病院のシステムになってきたからだ。

原作小説「螺鈿迷宮」の主なテーマとしては、終末医療や自殺幇助サイトだった。ある意味、自殺サイトも終末医療と同じなのではないかと思う。

終末医療では「安楽死」や「尊厳死」という言葉を使うが、それは自殺とどう違うのだろうか。理屈をつければ、区別は出来るとかもしれないが、本質的には「安楽死」「尊厳死」も自殺と同じだと思う。

だから、原作小説「螺鈿迷宮」でも、終末医療と自殺幇助サイトが同時に取り上げられているのではないだろうか。

次女の桜宮小百合提案した自殺幇助ビジネスを、院長・桜宮巖雄が「死にたい奴は死ねば良い」と、アッサリと受け入れた事は少し意外だった。

■桜宮一族のネタバレと感想
桜宮巖雄は東館の5階に自殺した長女・桜宮葵の死体を保存しており、最後に碧翠院桜宮病院に火をつけたとき、長女・桜宮葵の死体で頭数をそろえ、1人を逃がした。

長女・桜宮葵の死体を身代にして逃げた女性の名前は登場しないが、ラストで鈍行列車に乗って北の大地を目指した女性は、描写から判断すると、レディ・リリィこと次女の桜宮小百合だろう。

桜宮小百合は桜宮一族の生き残りとして続編でストリーに絡んでくるのだろう。ただ、桜宮一族は桜宮小百合1人だけではなく、もう1人居る。それは、桜宮家の長男だ。

原作小説「螺鈿迷宮」のP378で、院長・桜宮巖雄は「成人した長男は医学を学ぶふりをしてワシを騙し、医学とは無縁の世界へ行ってしまった」と話している。

原作小説「螺鈿迷宮」のラストで、この長男が登場するのかと思いながら原作小説「螺鈿迷宮」を読んでいたのだが、長男が登場しなかった。ということは、この長男は続編で登場するのだろうか。

だから、続編を読む際は、桜宮一族の生き残りは桜宮小百合だけでなく、長男も居る事に注意する必要があるだろう。

■桜宮すみれのモデルは山本八重?
原作小説「螺鈿迷宮」を読んでいて、ふと目に止まった単語がある。それは「桜宮のジャンヌダルク」と「ヌエ(鵺)」である。三女・桜宮すみれはP268で「桜宮のジャンヌダルク」と表現され、P269で「ヌエみたいな妖怪」と表現されている。

「桜宮のジャンヌダルク」と「ヌエ」という単語で思い出すのが、2013年のHNK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・山本八重(新島八重)である。

山本八重(新島八重)は、会津藩の西洋砲術の師範・山本権八の娘で、戊辰戦争では会津若松城に籠城し、女伊達らにスペンサー銃を持って新政府軍と戦い、「幕末のジャンヌダルク」と呼ばれた。さらに、山本八重(新島八重)は戊辰戦争後、京都で同志社大学の設立を目指す新島襄と結婚し、同志社の生徒から「ヌエ」と呼ばれて嫌われた。

[注釈:山本八重(新島八重)の生涯について詳しく知りたい方は、「実話「新島八重の桜」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。]

原作小説「螺鈿迷宮」は2006年の発売なので、2013年のHNK大河ドラマ「八重の桜」よりも、かなり前の発売である。

海堂尊が山本八重(新島八重)の事をイメージして、三女・桜宮すみれを「桜宮のジャンヌダルク」と「ヌエ」と表現したのだろうか。謎である。

■螺鈿の犯人と黒幕の感想
入院患者が死ぬ前に入る本館3階の特別室や、長女・桜宮葵の死体を安置している東館5階は、螺鈿(らでん)で装飾されている。

この部屋の螺鈿を装飾したのが、「ハナ」である。「ハナ」というので一瞬、分からなかったが、「ハナ」は精神異常になった母・桜宮華緒の事だった。

父・桜宮巖雄は医師の仕事と精神異常になった母・桜宮華緒の監視が困難になり、母・桜宮華緒を本館3階の部屋に閉じ込めたところ、母・桜宮華緒が部屋を螺鈿で装飾するようになった。

それが始まりで、母・桜宮華緒は長女・桜宮葵の死体を安置している東館5階も螺鈿で装飾したようだ。

本のタイトルにもなっているとおり、この螺鈿で装飾された部屋の謎が、「螺鈿迷宮」の核心なのだろう。

ただ、私は螺鈿で装飾された部屋を上手くイメージできなかったので、原作小説「螺鈿迷宮」は、ぼやけた印象に終わった。

さて、桜宮巖雄は母・桜宮華緒の為に立花善次を殺したし、入院患者が死ぬお告げも母・桜宮華緒の「バラのお告げ」が切っ掛けになっていた。母・桜宮華緒は原作小説「螺鈿迷宮」の黒幕なのだろうか。

たしかに、母・桜宮華緒が原作小説「螺鈿迷宮」の黒幕のようにも解釈できるが、長女・桜宮葵の自殺が原因で精神異常になっており、黒幕という印象は受けなかった。

母・桜宮華緒は黒幕として立花善次の殺害や入院患者の死亡時期を指示していたのでは無く、父・桜宮巖雄や次女・桜宮小百合が、頭のおかしい母・桜宮華緒の世迷い言を汲んでやっただけのように思えた。

■原作小説「螺鈿迷宮」の感想
桜宮巖雄は立花善次を殺すことになった発端・原因は、天馬大吉の両親が死んだ交通事故にまで遡る。

交通事故の加害者は、立花善次の父・高倉耕作で、交通事故で多額の損害賠償を背負った高倉耕作は、自殺し、保険金で損害賠償金を支払った。

父・高倉耕作が自殺したせいで高倉家は崩壊し、立花善次は施設に入れられたが、立花善次は施設でイジメ続けられ、通り魔事件を起こした。その通り魔事件の被害者の1人が長女・桜宮葵だった。

だから、桜宮巖雄が立花善次を殺した事件に天馬大吉は無関係ではない、という点は面白かった。

ただ、交通事故を起こした父・高倉耕作が自動車保険に入っていれば、自動車保険で保険金を払えたろうし、別に自殺しなくても良かったのではないか、と思った。

自動車事故を起こしたのも父・高倉耕作だし、自動車保険に加入していなかったのも、父・高倉耕作なので、一番悪いのは父・高倉耕作ではないか。

だから、原作小説「螺鈿迷宮」を読んで、自動車保険の加入が大切だと思った。ときどき、自動車保険に加入しない人も居るが、死亡事故になると、損害賠償額が1億円を超えるようなケースもあるので、自動車保険に加入しておいた方が良い。

自動車保険に加入している人でも、あまり加入していないのが、自転車保険だ。自転車の事故でも、自転車の運転者に9000万円を超える支払いを命じる地裁判決が出るようなケースもあり、自転車の事故も損害賠償額が高額かしている。自転車に乗るなら、自転車保険にも加入しておいた方が良い。

既に自動車保険などに加入している人は、新たに自転車保険に入らなくても、特約などで自転車の事故もカバーできる場合があるので、保険証書を確認する事をお勧めする。私も原作小説「螺鈿迷宮」を読んだのを切っ掛けに、自動車保険を見直そうと思う。

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コメント

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規定数に達したのでコメントの受付は停止しました。こちらは、コメント欄です。

桜宮家の長男さんは、「ナイチンゲールの沈黙」で出てきていますね。桜宮という名前はないですけど。

Wタケル : 2014年01月08日(水)

■Wタケルさんへ
情報ありがとうございます。長男は「ナイチンゲールの沈黙」に出ていましたか。時間が出来れば、「ナイチンゲールの沈黙」を読んでみます。

管理人 : 2014年01月12日(日)

面白かったです。
チームバチスタに比べてう~~~んという感じでしたが・・・そうですか!!
自動車保険の大切さを言っているわけですね!
素晴らしい~~
って感じです。
大吉に事件の関連性を持たせるには無理があると思ってました。
すっきりしました(*^。^*)
ありがとうございます。

kao : 2014年01月31日(金)

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