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戦力外捜査官-黒幕と結末ネタバレ感想文の最終回

武井咲が主演する日本テレビのドラマ「戦力外捜査官」の原作となる似鳥鶏の原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」のあらすじと犯人や真犯人や黒幕や結末のネタバレを含んだネタバレ読書感想文の後編(最終回)です。


このページは戦力外捜査官の犯人ネタバレ感想文の後編(最終回)です。前編「戦力外捜査官-真犯人と黒幕のネタバレ」からご覧ください。

このページには、似鳥鶏の原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」の犯人や真犯人や黒幕や結末のネタバレが含まれています。似鳥鶏の原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」の犯人や真犯人や黒幕や結末のネタバレを知りたくない方は、閲覧にご注意ください。

■戦力外捜査官-黒幕と結末ネタバレ感想文
さて、原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」の物語は、7年前に石田莉亜強姦殺害事件で重要参考人となった五十畑健太の自殺で始まる。五十畑健太は任意同行を求められたが、五十畑健太は冤罪なのだ。

原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」で起きる、五十畑健太を変態かのように報道するマスコミやインターネットでの誹謗中傷や闇サイトでの合法ドラッグの販売など、現実の世界にあることばかりなので、考えさられた。

五十畑健太の事をネットに晒した野尾美咲は、インターネット検索で所在を突き止められ、弟・五十畑幸生に殺された。野尾美咲はインターネットを使って人を死に追いやり、インターネットで居場所を突き止められて殺された。まさに、因果応報だと思った。

犯人の弟・五十畑幸生がサイロームを発見したのもインターネットだ。インターネットは非常に便利だが、使い方を間違えれば、非常に危険なものになる。

かといって、サイロームのように、インターネットを禁止することはできないため、自分で注意するしか無い。

さて、石田莉亜強姦殺害事件の真犯人を見つけられなかった弟・五十畑幸生は、真犯人を高確率で殺す方法を考え、日比谷公園の野外音楽堂で行われる声優・氷川玲奈のライブでサイロームテロを行い、ライブに集まったオタク3000人を殺す方法を思いついた。

オタク3000人を殺せば、真犯人も死ぬかも知れない、という計画はかなり適当な感じがする。弟・五十畑幸生はザックリした性格なのかも知れない。

確かに石田莉亜強姦殺害事件の現場にはアニメ「魔装天使クラン」がプリントされたハンドタオルが落ちており、声優・氷川玲奈はアニメ「魔装天使クラン」でブレイクしたので、伏線にはなっているが、動機としてはザックリしすぎだと思う。

真犯人には、もう1つ「顔にアザのようなものがある」という特徴があるのだから、日比谷公園の野外音楽堂に来たオタクの顔をチェックしてから、真犯人だけを殺せば良かったと思う。

弟・五十畑幸生は、サイロームの保管に失敗し、志半ばでサイロームを吸って死んでしまった。やはり、弟・五十畑幸生はザックリした性格なのだろうか。

ただ、サイローム・テロは、共犯者であり黒幕である警察向けマニア雑誌「S1S」の記者・生田信也が計画したのかもしれない。

生田信也は幼い娘が7年前の石田莉亜殺害事件の真犯人に性的イタズラをされたので、警察の面子を潰すためにサイローム・テロを起こそうとする気持ちは分かる。こういう被害を無くすためにも、誤認逮捕や冤罪を無くす必要があると思う。

さて、似鳥鶏の原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」のテーマは、「冤罪」だった。

越前刑事部長は、冤罪を防ぐために事件を多角的に捜査を検証する独立機関「VD」構想(捜査検証課構想)を水面下に推進しており、捜査1課に配属されたキャリア組・海月千波の正体は、VD構想(捜査検証課構想)のメンバーだった。

現実の警察でもVD構想(捜査検証課構想)はあるのだろうか。VD構想(捜査検証課構想)が実現すれば、少しは冤罪が減るかもしれない。ただ、VD構想(捜査検証課構想)が実現しても、冤罪を無くす根本的な解決には成らないと思う。

私は、冤罪を無くすためには、ゴリ押しを無くすことが重要だと思う。私は冤罪をテーマとする映画・ドラマ・小説などを数多く見て、「諸悪の根源はゴリ押しである」という結論に達したのである。

そもそも、冤罪とは、警察が証拠を捏造したり、自白を強要したりして、無実の人間をゴリ押しで有罪する行為である。

原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」でも、職務質問でライターを所持していた人間をゴリ押しで連続放火事件の犯人に仕立てようとしていたし、捜査会議でも捜査方針も捜査現場の声は聞き入れられず、上が決めた捜査方針のゴリ押しだった。

だから、冤罪はゴリ押しの結果であって、冤罪を防ぐためには、冤罪の原因となるゴリ押しを禁止するべきである。ゴリ押しこそが諸悪の根源なのである。

そして、起訴されたら99.9%に有罪判決が出る、ゴリ押しを認めてしまう裁判制度も変更するべきだと思う。

とはいえ、日本には「無理が通れば、道理が引っ込む」という諺があるように、古くからゴリ押し文化があり、ゴリ押し文化は根強い。

諺「無理が通れば、道理が引っ込む」の意味は、「道理に外れた事が押し通されるようになれば、道理にかなった事(正しい事)が行われなくなる」という意味である。まさにゴリ押しによって発生する冤罪を表す諺である。

「無理が通れば、道理が引っ込む」という諺を現代風にアレンジすると、「ゴリ押しが通れば、道理が引っ込む」であろう。

また、戦争論で有名なクラウゼヴィッツ将軍は、「戦争とは、政治的目的を相手に押しつける為の政治的手法である」と定義した。つまり、戦争とは、国家の意思をゴリ押しするための手段なのである。

警察がゴリ押しすれば、冤罪が生まれ、国家がゴリ押しすれば、戦争に発展する。だから、私は原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」を読んで、冤罪を無くすために、ゴリ押しを禁止するべきだと思った。

ゴリ押しが無くなれば、冤罪は無くなる。だから、いつか、この世からゴリ押しが無くなり、戦争や冤罪の無い平和な時代が来れば良いと思う。

さて、原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」が、2014年1月期に日本テレビでドラマ化される。主演は武井咲だ。

ドラマ「戦力外捜査官」は、原作には登場しない登場人物が登場するので、かなりアレンジされているようだ。原作小説「戦力外捜査官-姫デカ・海月千波」が、ドラマでどのようにアレンジされるのだろうか。ドラマが始まるのを楽しみにしたい。

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